少年たち 世界の夢が…戦争を知らない子供達@松竹座2015

1.OPENING
(花道セリから登場)
向井「今も昔も俺たちは夢を追い、人を愛し続ける。いつの時代も繰り広げられる無意味な争い」
大吾「誰かの為に命を落とす奴もいればそれで救われる奴もいる。俺たちの心は今も燃え続けている。この狭い世界に閉じ込められた俺たちは争うことでしか」
向井西畑「この怒りをおさめることができないんだ!」
シャキーンとうしろの幕が切れて残りのメンバー登場。

♪時の彼方♪

丈くん上手で最初踊って下手へ移動。最下手でスペースないw赤名くんを朝丈で挟んで胸ぐら掴み合い。青い長袖シャツとサングラスかけた人?のプリントのTシャツ、青パンツ。
言い争う赤と青チーム。
リチャ「俺らの世界ではなぁそうゆう目線で命を落とすこともあんねん!」
丈「どうやら体に教えなわからんようやなァ!!来いよコラァ!」
赤名「教えてくれや!」
朝田「授業料たこつくぞ!」
大橋「勝負じゃ!!」

♪Fight♪

赤名と殴り合い、床に投げられて朝田くんが起き上がらせてくれようとする手を振り払ってはける丈さん。

♪The Night in New York♪

康二が下手、大吾が上手のセット(上)で歌う
囚人たちツナギ。
青 丈17、朝田37、康二01(リーダー)、大橋21、リチャ03
赤 正門66、大吾23(リーダー)、赤名12、小島90、流星07
丈くんは上までツナギのチャックをあげ、長袖長ズボン(折り曲げたりせず)萌え袖。
小島を朝田とともにボコる丈くん。朝田が殴り丈が床に投げつけ、倒れた小島の手を取って起こして膝蹴り。さらに倒れた小島の胸ぐら掴んで
丈「お前もう終わりか?アァ?お前から先にやってきたんやろ?」
ピピピピーーーッ!!看守登場。
晴ちゃんに羽交い締めにされて警棒で締めあげられる丈くん。
「独房に叩きこめ!」
丈「ハァ!?」さらに締めあげられる丈くん。
丈「何もしてへんやんけ!」
丈「僕たちそこまでバカじゃないんすよぉ」古謝にポン。
真鳥「黙れ!!明日からは地獄の毎日やということを忘れるな!!」


2.少年たち
♪俺たちは上等♪
西畑「盗んじゃいない借りただけさ 100年先会ったら返す」
赤チーム「殴っちゃいないこの町ではキスみたいなもん〜」小島正門は投げちゅーみたいなフリ。
向井「なぁ俺らはワルなんかじゃない〜町のオキテに従っただけ〜」康二をキラキラ〜する青チーム。
向井リチャ「正義なんて安っぽいものに〜」こじリチャガシッと手組む。
向井朝田「構って生きる暇はないさ〜♪」朝田も俺も〜って手出したらしてくれない(朝田くんプクー)けど肩ポンポンして降りていく康二(朝田くんニッコリ)。
西畑「ちょいとはみだしゃ」
西畑正門「石投げられ」
西畑「身を守れば」
西畑赤名「足すくわれ」
西畑「この世界で生き抜くには」
西畑小島「頭を使うぜ」
丈「なぁ俺らはワルなんかじゃない〜世間の波に乗っかっただけ〜」階段上で歌う。ワルなんか〜くらいで人差し指中指で自分の頭指す丈くん。下で歌う大橋くんを上から覗きこむ。
大橋「捕まったのは〜ちょいとシャクだけど〜シャバのほうがよっぽど地獄〜」康二とグータッチ。してくれないときは康二の手を掴んで強制的にグータッチさせてニッコリ。康二の肩ポンポン。
「正義は安い俺たちは上等〜規則なんてない俺たちがルール〜」あたりで前向いて歌う朝橋、横向いてる丈こじ、後ろ向いてるリチャ、→みんな前向いて歌う。青チーム上手。
看守長登場。
看守長出てきたら丈くんはだいたいさっと下向く演技。つっかかる康二見てやめとけ、って目で訴えて首を小さく振る丈さん。リチャも首振って制止。看守長が近づいてきたら顎あげてビビる丈さん。
看守長「文句があるなら出してやる。戦場行って死んでこい。全員グランド50周、全力でだ。ぶっ倒れた奴は独房に入れる」
嘘やろみたいに手を伸ばして看守に早く行けと急かされて上手へはける丈さん。


3.それぞれの事情
大西「8月4日。いつものような喧嘩、いつものような揉め事。毎日がゲームみたいや」花道から出てきてブランコに乗る。
「俺たちが〜ルール〜♪ジャカジャカジャン!センキュッ」正門のギターで一列になって出てくる赤チーム。
勝手にブランコに乗ってる新入り(大西)にルールを教え、それぞれがなぜ刑務所に入ることになったのか紹介。
正門「わかったらさっさと降りろっ!!!」
大西「はいぃぃっ!!降りました!」
今日のブランコに乗る順番は正門→小島→赤名→西畑。でも先に赤名がブランコに乗って抗議する小島。ギターを下手袖に置きに行く正門。
大西は施設で育てられ親の悪口言われて言ったやつ殴った。
大西「俺、親の顔知らんからさぁ!!小さいころ親に捨てられてん。なんか事情があったんやろな!」
大西「西畑は?」
西畑「またおいおい話すわ」
大西「で、どうにもならなそうなあの3人は?」
3人合わせて。毎日日替わり。それぞれのに大吾がツッコミ。

♪僕に聞くのかい?♪

小島:嘘の下手な詐欺師(ベンチで札付きのワルやぞと自慢(嘘))
正門:酒を飲んで酔っ払ってお母さんを殴った親父を刺した(「血に染まったナイフを握りしめていた!」)
赤名:チャリンコ泥棒(「5台やぞ5台!盗んだチャリで高速道路突っ走ってすぐ捕まったけどなぁ!しかも5台中1台は籠付きやねん。ええやろ〜」)(5台中1台は後半日替わり)
小島が全然ブランコに乗せてもらえなくて指差したりしてその隙にブランコ乗るけどバレてドーンって向こうへ押されたり赤名に殴られそうになる小島w


4.告白
大西「争いのない平和な暮らし。この塀の中で俺はそんな暮らしを見つけていきたい」

♪轟‐GO!!‐♪

真鳥「勝手なマネは絶対に許すな。やれ。二度と反抗できないように叩きのめせ。打ちのめしてやれ!」
古謝「囚人たちから片時も目を離すなぁ!反抗した奴は独房に入れろ」
柊和「殴れ!血反吐を吐くまで殴れ!」
今江「締め上げろ!根性を叩き直せ!」
大晴「地獄を見せてやれ。やれ!やるんや!」
宏志朗「奴隷や!あいつらは俺たちの奴隷や!」
末澤「刑務所内の治安を維持し囚人たちを制圧すること、それが我々の使命だ。従わぬものは排除する!」
看守長「情けをかけるな。そんなものは必要無い。あいつらは虫けら以下だ。殴れ。蹴り上げろ!」


向井「ある日突然俺が大事にしていた絆がプチンて音を立てて切れた。それから何もかも狂い始めた」
朝田「みんなわかってへん。人にはそれぞれ器ってものがある。親は期待しよる。それが間違いのもとや。俺たちはな、他人の期待に応えることなんかできひんねん!」下手セット上から。
リチャ「手前、旅中の者でございます。粗忽者ゆえ、前後間違いましたる節はまっぴらご容赦願います。向かいましたるお兄さんには、初のお目見えと心得ます。手前、生国は大日本帝国、生駒の尾根の吹き降ろし、大阪は石切でございます。姓は草間、名はリチャード、メリケン風な名前ではございますが、以後万事万端、お願いなんして、ざっくばらんにお頼申します。渡世に生きた、それがあっしの全て。」
大橋「人にはそれぞれ才能ってもんがある。勉強ができるやつ、スポーツができるやつ。俺の才能はこの手や。素早く人の懐から物を奪うこの腕。その才能を使っただけのこと。ただそれだけや」1階右扉から。
朝田「ここはマトモなやつが来るところじゃない」
大橋「マトモってなんやねん!胸にバッチをつけた奴がマトモなんか?一流の大学へ行った奴がマトモなんか?親になった奴がマトモなんか?お前はマトモなんか!?」
丈「(ハッてバカにしたように笑って)わかってへんなぁ…俺はマトモやと思ってるからここへ来た。そう思ってるよ。」下手袖から。
朝田「マトモじゃないわ!」
丈「お前みたいなオツムが弱いやつにはわからんねん!お前は何をした!?」
朝田「ほっといてくれ!」
丈「お前は何をした?」
リチャ「兄貴への恩を返さず人を殺めた」
丈「お前は何をした?」
大橋「片っ端から盗みをやった!」
丈「向井、お前は何をしたぁっ!?」
向井「お前らには…関係ない!!!」


大西「来る日も来る日も喧嘩と言い争い。ここじゃ相手に困らんねん。なぁ向井。向井はなんでここに?」
向井「…不思議な奴やな、お前」
大西「よく言われる」
向井「俺はサラ金に押し入ってそこにおったやつをバットで殴ってここに来た。人生っていうのは悲劇の連続や。最初っから決まってるんやろなぁ。お前は天国、お前は地獄行きって」
大西「そんなんやったら生きてる意味なくなるやん!」
向井「生きてる意味?俺は目指してたんや。歌い手になることを」
大西「おってんな。お前の歌が好きな人が。応援してくれるお母さんのために」
向井「音楽とは縁を切った!」
大西「なんで?」
向井「金が必要やったからや!」
大西「なんで!?」
向井「お袋が病気やったんや!」
大西「病気…」
向井「まだ40(歳)ちょいやぞ。で、その治療費を払うために俺は働いた。全部お袋を捨てたオッサンとその息子のせいや!この世の中には何の不自由もなくのうのうと暮らしてるやつがたくさんおる。あいつらと俺は何が違う?お袋の人生って、俺の人生ってなんなんやろな!?」
大西「人生が短いのは悲劇じゃない。人は大切な人を愛して愛されるために生きてんねん。大切なんは生まれてきて誰と出会ったか。出会った人の中で自分がどう生かされていくか。向井の心のなかでお母さん今も生きてる」
向井「なぁお袋。今からでも遅くないかなぁ?風に乗って届くかなぁ?俺の想い…届いてくれ…!!」

♪嗚呼思春期♪(風の子一等賞♪)

朝田「俺の思いを飛ばしてやりたい。この風に乗せて。大空の彼方で夢を掴んでやるんや!」
丈「ここじゃ風なんか吹きやせぇへん。風が吹いてこの嫌な気分を吹き飛ばしてくれたらええねんけどなァ!!」
リチャ「ちょっとした間違いが人の人生を狂わせる。一度狂ったらもう元には戻りやしねぇ!」
大橋「俺は一等賞を取ったことがない。これからも縁がないんやろうなぁ!」
向井「俺らの…俺の想い聞こえてんのか!!!!!」

♪嗚呼思春期♪


5.西畑の事情
西畑「大西。この階段登ったらな、場面変わってるから切り替えろよ」
大西「はい」
後半は日替わり。「今日はべっぴんさん多いな」「…そうかな?」とか3人あわせて!のネタを使ったりとか。
西畑「俺は絶対ここを出る。一刻も早くな。その為にどんな辛い思いしてでも、模範囚として耐え抜いてみせる。」
大西「西畑は強いな」
西畑「…そうならなこんな世の中で生きてかれへんねん」
真面目に掃除してる西畑のモップを奪う大西。
西畑「もぉ〜〜なんやねん〜!」
イズラっ子みたいな顔して聞く大西「前、言ってたやろ?何で西畑がここに来たかおいおい話すって」
西畑「あぁ…」
西畑の独白。
西畑「親が離婚して、俺と弟は父親に引き取られた。知り合いに騙されて商売に失敗したらしい。毎日押し寄せる借金取り…夜逃げ同然で逃げた。詳しくはわからんけど相当追い詰められてたんやろうな。ある日突然、家族が半分になった。毎日泣いている弟を励ましながら、いつかまた、家族全員で幸せに暮らしていた家を取り戻す。そう誓って働いた。でも親父の目は日に日に荒んでいく。無理や…、それが口癖になっていつしか俺と弟に暴力を振るうようになっていた。俺は耐えられたけど弟にだけは手出しはさせへん!やめてくれ!俺は生まれて初めて親父を殴った!ある日仕事から帰ると親父が首をつっていた。弟は冷たくなった親父を抱きしめながら意味もわからず泣いていた。『これじゃあ取り立てできねぇだろうが…』借金取りに見つかったらしい。弟を殴った借金取りに俺は飛びかかった!拳の骨が折れるくらい殴り続けた!!…それが理由や」
大西「弟さんは?今どうしてるん?」
西畑「預けられてる。…施設に」
大西「寂しいぞ、一人は。おはようも、おやすみも言う相手も…」
西畑「もう少しの辛抱や!ここを出たら一緒に暮らす。あと数ヶ月、もうすぐこっから出れんねん。あんま行儀ええほうやないと思うけど、俺頑張ってんねんぞ?ほら、模範囚やから」
大西「外の世界は戦いで溢れてる。心配やな。弟さん」
西畑「人は塀の中でも外でも争ってる。そんな争いみーんななくなってもうたらええのにな!」
弟(道枝/高橋/長尾ローテ)「お兄ちゃん。僕は大丈夫やから心配せんとって。お兄ちゃん帰ってくるの待ってるから」(上手お立ち台)


6.一芸バトル
青は下手から、赤は上手から登場。
大橋「おいそこどけ。ハァ?」
朝田「正門ォ…お前最近調子乗ってるらしいな…」
丈「おい赤名ァ!お前名前に赤がついてるからって赤チームおるんちゃうぞ!!」
赤名「日本中の赤名に謝れーー!!」(日替わり)
リチャ「トントントントンヒノノニトン♪」(大体いつも音楽に乗ったミニフレーズネタww)
小島「なんや青チームと揉めてるんか?」
向井がたまには違う方法で決着をつけようと一芸バトル。丈リチャ(もしもシリーズ)、大橋、朝田VS小島(お絵かき)、正門(ギター)、赤名のローテ。勝敗はいつもドロー。最後は流星の特技ロックダンスを見てすげぇ〜〜!!ってなってると看守長がやってきて解散。お手伝い陸(青)、楽(赤)
看守長「さっさと部屋に戻れ!」
ハイ!ってすぐ下向いて頷いて朝田くんの背中をポンポンて叩いて、いくぞ!してはけていく丈くん。


7.コント
看守長の日常。看守長がダジャレや一発ギャグまじりに日常を教えてくれる。シュールすぎる。たまに面白い。
2本披露したあと真鳥古謝が3本目言おうとする看守長を遮る。真鳥を殴る看守長。
真鳥「見学者の方がお見えです!」
看守長「通せ!」
ショタにもみくちゃにされる看守長。ベレー帽は取られ警棒も取られ遠くに置かれる。みんなにズルズル引きずられる看守長。
今江「はーなーれーろぉぉおお」笑
古謝「見学者に質問の時間を与えてもよろしいでしょうか?」
質問コーナー(大体看守長にクイズ!のコーナー)
弟以外の道枝/長尾/高橋の2人が質問。
楽が「なぁなぁ看守長」とタメ口で絡み、ミュージックスタート!でハピラキ。

♪Happy Happy Lucky You!!♪

途中から看守と看守長も踊る。真鳥が時々川北くんやジョージをお姫様抱っこしたりナデナデ。
看守長「ここが俺の城であるということを忘れるな」


8.ブランコ

♪俺たちの楽園♪

大西「8月8日。塀の外では戦争が始まるって騒いでる。俺らの小さい争いなんて戦争ごっこみたいなもんかもしれへん。俺はここが好きや!」
雨が降ればいいのに 明日も明後日も
傘なんかいらない 僕たちの楽園
今なら話せそう あの子へのこの想い
ずっとずっと 好きだって去年のあの日から(大西)


〜星座の神秘〜
大西「何の本ですか?」
丈「お前には関係ない(お尻で移動してプイッ)」星座の神秘っていう本。藤井の流星のときは教科書みたいだったけど丈くんのは図鑑みたいなやつ。(ただし本物の持ってる中身は鳥の図鑑w)
大西「本好きなんですか?」
丈「本は文句言わんからさ。…空見てみろ!夏の星座。こと座とわし座とはくちょう座夏の大三角形や!で、これが三角定規!45度45度90度!底辺×高さ÷2!」
大西「賢いんですね…」
丈「反政府運動のリーダーやったから、さっ(ドヤ)」三角定規持ってドヤる丈くん。
大西「(無視して)星綺麗ですね!」その三角定規を下に無理やり下ろす大西w
丈「俺たちが見てる光は何億光年も前のものや」
大西「宇宙の神秘ですね…」
丈「星空が宇宙の神秘なら人類の神秘は何かわかるか?俺の、美しさや!!(ドヤ」エアピアノ丈くんwパカっと蓋あけたり、足元指さしてペダル踏んだり。大西に合図して一緒に弾く丈くんw
忘れていたこの気持ち あの日走り抜けた夕暮れ
雨上がりの青空に(大西×丈)
そうさ遠く架かる虹を(丈)


〜掃除〜
お前掃除好きなんか?
「代わったるわ!」×3
大西「えっいいんですかぁ?」モップを押し付けてハイタッチする赤3人。
西畑「おい大西、今日掃除当番ちゃうやろ?」
大西「あの3人が、1番好きなのは掃除やけどオレの為に代わってくれるって」
小島赤名正門「ウンウン」寝転んで右足立てる。
西畑「へぇ〜!お前ら掃除好きなんや」
3人「ギクッ」足伸ばす
西畑「あーそう、そしたらアカンで大西、人の楽しみを奪ってはいけません!」
3人「ヤバい!」頭腕につけて倒れる
西畑「それが人の道や」
3人「もぉ〜〜!!」起き上がって大西からモップ返してもらって西畑に促されて渋々掃除する3人。
雨が降ればいいのに 明日も明後日も
傘なんかいらない 僕たちの楽園


〜給食〜
向井「パン!にーく!」大西の給食からパンと肉奪う向井。
向井「なに?」
大西「これもどうぞ…」鮭のムニエル差し出す大西
向井「ふざけんな!俺は鮭のムニエルが嫌いやねん!!」
向井「で、お前は何が嫌いやねん?」
大西「牛乳…」牛乳渡そうとする大西
向井「牛乳!?牛乳は身体にいいから飲め!そうせな身長伸びひんぞ!!」
忘れていたこの気持ち あの日走り抜けた夕暮れ
雨上がりの青空に そうさ遠く架かる虹を
大西が朝田大橋のほうへ行ってからこっそり大西のほうに自分の牛乳1本置いてはける向井。


〜複雑な関係〜
大橋「なぁ、朝田って○○ちゃんと付き合ってたん?」
朝田「え?なんで?」
大橋「ええやん」
朝田「まぁ、付き合ってたよ!学校卒業してから2年くらいやったかなぁ」
大橋「淳弥が俺の一個上やから…時期かぶっとるやん…!」
朝田「二股やん!!人のモン取ったらあかん!!」殴りあう朝田と大橋に
リチャ「その○○ちゃんってもしかして〜〜〜でやんすか?あっしの妹に手出しやがって!!」妹は日替わりネタ。リチャにゴメン!ってする朝田と大橋。
最後は大橋リチャ朝田肩くんで俺たちの楽園歌う。
ポツポツ しとしと そうさ
雨音を 待ちわびてる
ポツポツ しとしと そうさ
いつも願ってる いつも願ってる
ベンチを運ぶ大橋と朝田をサザエさんみたいに誘導するリチャ。


俺たちの青春の鼻歌歌う大西に
西畑「好きなんか?その歌」
大西「…はい」
西畑「俺の家族もみんな歌が好きやった。特にあいつの歌う歌が」
大西「家族ってあの施設の弟さん?じゃああいつって誰?教えて!」
西畑「俺な、ホンマはもう1人兄弟がおる。おるって言うか、おったって言うか…親が離婚するまで小さい頃は一緒に暮らしてた。そいつさ、歌うことが好きで、みんなその歌聴いて喜んでた。なんていうかその歌、今は失ってしまった家族の温かみみたいなもんを感じる」
大西「家族。俺ひとりぼっちやったからさぁよぉわからへんねん!ここにおったらさ、みんな家族みたいで毎日楽しい!」
西畑「ゴメン」
西畑「…乗れよ」
大西「いやけど、順番」
西畑「誰も見てへんから。…ほぉら!はよ乗れ!押すぞ」大西のブランコを優しく押してあげる西畑。
西畑「おんねんな、根っから孤独な奴って。親も兄弟も友達もいない、か…。」
声には出さず、前向いてブランコ乗ってる大西に「おやすみ」って言う西畑。


9.夢の世界
大西「おやすみ、おはよう、こんにちは。俺に挨拶を交わす友達ができた。どうしたらいいんやろう…何か俺にできることはないかなっ?」
日記を広げて床へ。そこから出てくる大吾→正門→赤名/小島
シャキーンって布が落ちて赤チームと対峙するようにステージ奥から出てくる青チーム。スポットライト浴びながらダンス。殴り合い。丈×赤名、大橋×正門、リチャ×流星、朝田×小島、向井×西畑
黒チームがバク転しながら登場。殴り合い。丈くんは大晴と。
青チームは下手袖に上の服脱ぎに行く。

♪闇を突き抜けて♪


10.刑務所の日常
下手赤チーム、上手青チーム。
最初の並びは下手から 大西正門赤名小島西畑/向井リチャ丈大橋朝田
丈「刑務所で天然温泉入れるとか思ってへんかったからなぁ」
桶で前隠しながらベルト緩めてズボン下ろして下の方は足で押さえながらズボン脱いで最後に靴下脱ぐ丈くん。
大橋「癒されるわぁ〜!」
西畑「それでは第1回赤チーム水泳大会を始めます!」
向井「ちょっとあいつらうるさいなぁ」
丈「ほんまそれぇ!」
リチャ「ちょっとあっしが締めあげてきやしょう!」潜って赤チームの方へ行くリチャ。
丈こじ潜水。朝田も対抗して潜水。数える大橋。
向井「おいおいおい!なんか浮いてきてんぞ!?」
青「お、大西―――!!」
向井「とりあえず丘にあげよう!」
丈が大西をゴロンと持ち上げて心臓マッサージ。息を吹き返す大西。
大西「なんか黒いものとぶつかって。ありがとうございます!」
大西が戻ってリチャが戻ってくる。
西畑「大西!どこ行ってたんや?」
大西「ちょっと三途の川の手前まで」
ゴゴゴゴゴゴと音がして浴槽の床上がってきてバスタオルダンス。
あーん♡のところで艶めかしくお尻動かす大橋くんアカンww
とにかく明るい安村ポーズしてから、
「安心してください、はいてます!」で向井大橋交差、丈が後ろ向いて朝田を隠す。
最後バスタオル巻いて着替えの為に幕の向こうへ走って行くけど、康二が青チームのタオルを客席に投げていつも誰か残るwタオル取ってわたしてくれる今江看守。大体被害者は大橋朝田丈くんw千秋楽はリチャも道連れ(笑)
着替え中、今江看守から「ちゃんと着替えてるか?」「昨日何時に寝た?」「今日の朝ごはんは?」等質問があったり、ムチャブリあり。その間に着替え終わった子から幕前へ。


看守長登場。
真鳥「整列!」
看守長「お楽しみだったようだな。水を差すようで悪いがお前達に報告がある。向井、お前のベッドの下からハサミが見つかったそうだ」
向井「そんなあほな!」
古謝看守がハサミを見つけたそう。
看守長「なんだ?その目は」
看守長「不満はございませんだろ?」
西畑「不満は…ございません…」
看守長「西畑。あとで看守長室に来い」
囚人を殴り蹴りつける看守。殴りまくる福本看守。警棒を冷たく突きつける福井看守。暴行を働くのを躊躇い、囚人を起こそうとする末澤看守(手は振り払われる)、ハンカチを差し出そうとする今江看守。丈くんをボコるのは柊和看守。
大西「あいつら楽しんでる。あいつら狂ってる!みんなずっとこんなとこおったらあかんねん!」
看守長室へ呼ばれた西畑。控える真鳥福井看守。
看守長「お前と向井が同じ刑務所にいるなんて因縁だよな。お前は向井を売った。向井の罪を警察にチクった。向井のお袋さんを看取ったのは向井とお袋さんを捨てたお前だったそうだな。当然向井はキレるよな。明日はお前と向井にボイラー室の修理をしてもらう。あそこは危険がいっぱいだからな。気をつけろよ。ヒャッヒャッヒャ!…行け」


古謝「大西!先ほど病院から連絡があった。西畑の弟が危篤やそうや」
大西「それで西畑は弟と会えるんですか!?」
古謝「それは無理や…。看守長が特別外出許可は認めへんって」
うろたえる大西。


真鳥「西畑もかわいそうなもんやなぁ。模範囚やからここを早く出れるつもりやろうけど、あの鬼看守長全く出す気無いもんなぁ…」
福井「なぁ…」


看守長「どうだった?」
古謝「はい。言われた通りに」
看守長「これであいつらは動く。絶対にな」
古謝「看守長、どうして大西にあんな嘘を?」
看守長「ゲームだよ!暇つぶしのゲーム!気のいいあいつは初めて出来たお友達の為に一生懸命動くだろうな」
ニヤリとはけていく古謝。


11.ライバル〜乱闘〜脱獄計画
ツナギのポケットから工具を出して先に修理してる向井。遅れて西畑がやってくる。階段に座って西畑を見る向井。西畑は拭き掃除。
西畑「お前も手伝え」
向井「チッ」
向井「お袋の最後の思い出が俺の逮捕やった。何も知らんとあの世に行けるはずやったのにな。お前が余計なこというからお袋は泣きながら死んでいった。全部…全部お前らのせいや!お袋に謝れ!!」
西畑「うるさい!お前は…お前はなんも分かってないんや!」

♪Rival♪

向井「イラつくんだよ冗談じゃないぜ抑えきれない感情限界だ〜もう限界だ〜ぁぁあ♪」
西畑「げーんかーい?こっちのほうさ〜耐え切れない〜犯した過ち〜♪」
大吾の限界?こっちの方さを聞いて「ハァ?」ってすごい目をして大吾を振り返って睨みつける康二。大吾は泣きそうな顔。
向井「未来を奪われた世界♪ふざけんなこれ以上我慢できない♪光る刃この手で握りしめて〜その胸へと突き刺すまで〜永遠など信じたくないから♪」すごい眼して右手で光る刃をエアーで握りしめる康二。
西畑「罪を償うことができるならどんなどんな罰もすべて受ける どうすればいい?どうすればいい?さぁ教えてくれよ 立ち止まるこの感情の狭間で答えなき罪に囚われながら償える術があるのなら」
向井西畑「「すべて終わらせよう〜Oh My Life〜いつでも〜〜♪」」
西畑「お前は家族や!憎まれても恨まれても、俺は康二を守り続ける!」
向井「血のつながりをこんなにも憎んだことはない!だからこそお前を許されへんのや!!お袋は泣きながら死んでったんやぞ!!お前のせいや!!」
向井西畑「「この想いの果てに何があろうと 引き戻れない決めたOnly Way 絶望から生まれた命なら すべてを捧げようOh My Lifeいますぐ〜♪」」
西畑「なんでや…なんで分からんねん、康二ぃぃ!!!」
下の光るライトでお互いを照らされて向かい合って歌うRivalの迫力。西畑の胸ぐらつかんで殴りつける向井。
暴れる向井と西畑を止める看守。向井を止めるのは古謝と福井看守。
西畑「康二、確かに俺はお前をチクった。見てられへんかったんや。鑑別所に入れば、目がさめるんやないかって…わかるか、康二?わかってくれ!!」


現れた看守長は向井には懲罰房行きを命じ、西畑には「大丈夫か?離してやれ」と優しく声をかけ作業なし。
後ろで聞いていた青チーム。西畑を怪しむ。
丈「西畑!お前アイツらと取引したやろ!おかしいやろ?喧嘩の相手は懲罰房、お前は作業なし」
朝田「なんか変じゃないかぁ?なぁ?和也ァ…」
大橋「なんかあるんやろうなぁ。西畑と看守の間に」
西畑「なんやと?」
リチャ「看守とつるんでたやろうが!!」西畑を殴るリチャ。
丈「おい起きろこらァ!オイ来いよ!!」西畑を殴りつけて右手ぴっぴって払う丈さん。痛そうだったり、ついた血を払ってるように見えたり。殴った衝撃を振り払うような。


何してんねん!!ってやってくる赤チームと喧嘩。大西がやめろと仲裁しようとする。
大西「こんなんさぁ、何の解決にもならんやん!?あいつら楽しんでる。あいつら狂ってる。みんなずっとこんなとこおったらあかんねん!……ここ出よ。脱獄しよーー!!西畑だけじゃない。俺はみんなを待ってるひとのもとに返してあげたい!」
「監獄の屋根と作業場の屋根は繋がってる。そこから倉庫の屋根に飛び移れば見張り塔の横の塀までは一直線や」っていう大西の作戦聞いて「ハッ!!」として、膝立ちして右手で膝ポンポン叩きながら左手で頭押さえて考える丈。
大西「これでいけるやんな!?」
大橋「丈、ほんまにいけるんか?」
丈「たしかに…可能性はある…!この計画を実行すれば」
朝田「丈が言うんやったらなんかいけそうやな!」
丈「ただし!ここにいる全員が力を合わせたらな!」下向いて両手ポケットに入れて後ろ向く朝田。
正門「やんねやったら…みんなでやろうぜ!!」パーンって握手する大橋正門。
リチャ「そのハナシ乗ったぁ!」
大西「やるぞ、やったんぞ!」
正門「これで戦争も終わりや」
丈「あぁ。もっとでっかいもんが相手やからなァ!!この刑務所と戦うぞぉ!!」右手握りしめてじーっと見て左手にグーして気合いいれる丈。
大西「決行は今夜。消灯と同時に計画を実行しよう」
丈「行くぞぉぉぉお!!!」
「おおおおお!!!」走って行く赤青チーム。残される大西と西畑。


西畑「お前はどうすんねん!?お前はここが好きなんやろ!?」
大西「俺のことはどうでもいい!大切なのはみんなが元の場所へ帰ることや!」
西畑「俺の刑期はもうすぐ終わる…もうすぐなんや!」
大西「だから言ったやろ?あいつら出す気ないねんて!」
西畑「でも、脱獄だって上手くいくか分からんやろ!?」
大西「西畑おらんと意味ないねん!西畑おらんと成功しん。前にも言ったやろ?争いのない世界を俺たちの手で…。俺、ここにきてよかった。西畑に会えて良かった」
西畑「ありがとう。」

♪約束の歌♪

西畑「任しとけ。弟も、あいつも、みんなも…俺が守るから」


12.脱獄
大橋赤名で柊和・大晴看守から鍵を奪う。ついでに看守の制服上下を奪う。大橋が動物鳴き真似で看守を惑わし赤名が倒す。大橋(と赤名)が引っ張って裏へ。動物鳴き真似はゾウ、カラス、ブタ、ピカチュウ、ミッキーなどいろいろ。
西畑「これ借りていくぞ、よし、ちゃんと上下揃ってんな。すぐ追いつくから!」西畑はその制服を着て懲罰房へ。


小島リチャでブレーカー落とし。「俺の剣は正義の剣、俺の名前は小島健!悪を斬る!よってこの剣はむ〜て〜き〜だ〜!!正剣エクスカリマー!!」小島健!て言うだけの弱い小島にリチャが翻弄されつつリチャが倒してくれる。時々日替わりアドリブポイント。


正門丈朝田で赤外線かいくぐってスイッチオフに。ゴーグル下手に取りに行って持ってくる丈。
丈「ちょっと待て!これかけてみろ!(ゴーグル渡す)後ろ見てみろ」ビュイーン。赤外線が張られる。
奥村「手強いぞぉ〜手強いぞぉ〜」
どうすんねん、、って朝田正門がなってる間に下手袖に台車取りに行く丈。
丈「赤に外に線、赤外線!ここは俺に任せろ」(時々日替わりアドリブ)
持ってきた台車で赤外線の下ぴゅ〜〜!!って潜り抜ける丈くん。
丈「アイラブ赤外線」(日替わりアドリブ)チョリーッス☆する丈くん、真似したりしてつっこんでくれる朝田くん。
奥村「丈くんやめて〜スイッチを切らないで〜〜あぁ看守長に怒られるぅぅぅうう〜〜」奥村陸、ローテショタ?、骸骨ジョージw
赤外線センサーのスイッチを切ってゴーグル上に上げてガッツポーズ、階段下りながら最後は何段か飛ばしてはける丈。


丈「あっ、すみません、このあとめっちゃおもしろい奴が来るんで、あいつどこ行った?って聞かれたら、あっちって答えてください。そのあとめっちゃおもろいこと言うんで。お願いします!」と1列目9番?のお客さんにお願いする丈くん。
探しに来た古謝看守。毎日いろいろおもしろいこと言ったりやったりしてくれるwそれをつっこんだり点数つけて回収するのが朝田くんww


全国2位、ちなみに西日本1位の吉岡くんを倒すのはロックダンスデコ押し(ピンじゃなくて押す)大西w
「かっこいいと思うところを言いながらはける」とか「キザなセリフを言いながらはけるだろう」とか振られる吉岡くん。
それを上からフムフムと眺めてる今江看守。←?


懲罰房。警棒と電気棒で向井を痛めつける看守長。
ゲートを突破されたアナウンス聞きながら
看守長「あいつら頑張ってるみたいだな。でもな、そんなのは時間の問題だ」
真鳥・古謝・末澤看守とあと一人看守が報告にやってくる。
末澤「このままでは看守が足りません!」
もう一人の看守は西畑。看守と看守長を殴りつける西畑。向井を助ける。
向井「なにしに来た…」
西畑「お前を迎えに来た!ここを出て、もう1回人生やり直そう?ひとりじゃアカンねん!俺は何としてでもお前とここを出る!お前を守る!」懲罰房から逃げる西畑と向井。
懲罰房に来る福井・柊和看守。倒れている看守長と看守を発見。
福井「看守長、看守長!大丈夫ですか!?」


逃げる西畑と向井を見つける今江看守。
今江「お前たち、脱獄するんか!?そんなんしても刑期が伸びるだけやぞ!?」
西畑「もう2年もおったんです。そろそろええでしょう?なんやったら看守さんも一緒に来ますか?ここやったらなにかと自由ないんでしょう?」
今江「俺は…犯罪者じゃない…っ」
西畑「じゃあ吹けよその笛!吹いて看守ら集めて、さっさと俺たちを捕まえろよ!!!ここで吹かんかったら、お前も犯罪者の仲間入りやぞ!」
ブルブル笛を持つ手が震える看守。結局吹かずに西畑たちを見逃す。それを見ていた看守長。
看守長「何をしている今江?そうやってあいつらを逃すのがお前の仕事か?友情とは美しいものだな。虫酸が走るわ!」今江を殴る看守長。それをうしろで見てる末澤。
看守長「あいつも独房へ入れろ」
末澤「…看守長!!これが正義なんですか?これが我々のする仕事なんですか!?」
看守長に殴られる末澤。起き上がって今江を助けて走り去る。
看守長「総員に告ぐ!容赦はするな。これは訓練ではなく実践だ。拳銃の使用も許可する。場合によっては殺しても構わん。この刑務所のルールは俺だ!」


みんなと合流する西畑と向井。大西がいないことに気がつくみんな。
丈「大西は!?大西がおらんぞ!?」
西畑「アイツ…!無茶しやがって!」下手へ走り去る西畑。看守に囲まれる囚人たち。
丈「俺たちは出る!この最後のゲートを出たら自由や!!」
正門「俺たちは、未来を掴むんや!」腕を伸ばして空を掴む正門。
向井「ゲートはあいつらがなんとかしてくれる!それまで持ちこたえんぞ!」
みんな「おおおおお!!!」みんなで横に手を伸ばして一心同体になって、お互いを守りつつ、時々よろめく向井を支えつつ看守と対峙。
看守長が発砲して一斉に看守長を見る囚人たち。
大西がゲートを開けようとしたら銃で撃つ看守長。
西畑「大西!!!無茶や、降りろ!!!」ゲートのところに来た西畑。大西を庇って撃たれて落ちる西畑!(後ろに倒れる形で落ちる)急いで駆け下りる大西。
「西畑!!!!!」呆然とする囚人たち。
さらに発砲しようとする看守長の両腕を押さえて止める今江末澤看守。ほかの看守たちは囚人を守るべく前に立つ。


横たわる西畑。
向井「大吾…大吾…おい大吾!!起きろ目ぇ覚ませ大吾ぉぉおおお!!」初めて西畑ではなく大吾と呼ぶ向井。
丈「西畑!!ここ全員で出るんやろ!?」
リチャ「おかしいだろ…っ!」
大西「こいつには小さい弟がおんねんぞ!やのに俺が脱獄しようなんて言うから…っ!」
リチャに合図して西畑を抱きかかえるのを交代する向井。
向井「お前のせいやない。大吾はお前を守った。大事な仲間を守ったんや。だからお前は悪くない。弟には俺がおるから大丈夫や」大西を励ます向井。

♪あいつのぶんも生きる♪

悲しみながら歌う。深くうなだれる丈くん。


看守長「だから言っただろ、誰もここから逃がさないと。お前らは職を失ったようだな」
今江「後悔はしていません。あいつらを見てると無駄に暴力を奮ってた自分が情けなくなります」
末澤「格子の中にいる人間が悪で、格子の外にいる人間が善良とは限らないんです!」
今江「あいつらには頑張ってほしい。あいつら、根はいい奴なんです!!」
看守長「あいつらはクズだ。あいつらを人間扱いする必要なんてない」
看守長を思わず殴る今江。そんな今江を体で制止する末澤。今江を止めて殴ろうとしている古謝。看守長を制止しつつ目で今江にやめろと訴える真鳥。下手からやってくる2人に気づく末澤。
真鳥「看守長!落ち着いてください」
末澤「抑えろ!大丈夫や、やっときてくれた!」
福本「看守長、我々とご同行を」
福井「内部告発があった。囚人の射殺と虐待に関しての調査が行われる」
福本「直ちに内部監察局へ出頭するように」
看守長「お前か…」
末澤「規定に基づき職務を全うしただけであります!(敬礼)」
福井「連れて行け」首クイッ。
看守長を連れて行こうとする真鳥・古謝。
看守長「貴様らの手など借りん!戻ってくるぞ俺はここに!ここは俺の城だ!俺は力でここの秩序を守ってきた!あいつらもわかるはずだ、外の世界のほうがよっぽど地獄ってことがな!!」
真鳥「何を言っているんですか!」
手をグーにしてうなだれて帽子グシャッと握りしめてはける古謝。キッと仁王立ちして去っていく看守長をいつまでも見てる真鳥。


13. 1か月後
丈くん正門に肘置きにされたり、横から肩でこづかれたり肩ポンされて、後ろから肩ドォーン!!もよくされるw
看守長になった今江と末澤看守が新しい制服を来てやってくる。
丈「似合っとるやん」今江看守長に。
今江「今回のことは刑務所長に責任があった。申し訳なかった」深々と謝罪する今江看守長と末澤看守。下むいて聞くみんな。
今江「これをもって全員の刑期を満了とする!」
イェーイ!!って喜ぶみんな。
今江「もう二度とここに戻ることがないようにな!」
末澤「今は戦時中や。もっと辛いことが待ってるかもしれへん。でも、前向きに生きろ!」
丈「おぅ」ちょっと照れてる感じで。
大西「俺ここに残るわ」
向井「外が怖いんか?」
外に出ても待ってる人もおらんし、西畑が自分にしてくれたように世話をしてやろうと思う、と大西。
新入りが入ってきたときは正門とともに大橋に似てるんちゃうか?とか、身長の話してニヤニヤw仲良くなった丈と正門。
新入りに大西の日記を渡す。仲間がいることで変わった、仲間の大切さを解くも「そんなんいらんわ!」と言われる。
「じゃあな!」
丈「またな!」
出所する囚人たち。丈くんは下手にハケながらジャケットをピシって正してヨシって気合入れる感じ。


朝田「西畑!お前と会えてよかった」
大橋「ずっと見守っていてくれよな」
赤名「大西!西畑を頼んだぞ!」
丈「西畑!俺が大好きな星にお前の名前をつけた!星見てお前のこと思い出すわ!」
リチャ「お前は本物の任侠だ。親分、と呼ばせてもらいやすぜ」
正門「俺ここを出たくない。変やなぁ。あんなに外に出たいって思ってたのに。お前を置いていくのが辛いんや」
向井「大吾!お前は強かった。お前に勝てるやつなんか誰もおらんかった。弟のことは任せとけ!俺らは一生お前のこと忘れへん!また会いに来る!」

♪君にこの歌を♪


14.ENDING
西畑「いつの時代も繰り広げられる無意味な争い。誰かの為に命を落とす奴もいればそれで救われる奴もいる。幸せやなあ、争い事のない世界。平和で、何も起こらない暮らしが一番幸せやって、そんな暮らしに感謝せなあかんって、お前は知ってたんやな。誰もが求めてやまないその世界を、お前はここで見つけた。なあ大西。俺たちの過ごしたこの塀での戦いは、お前のその優しさに包まれることで終わりを迎えた。世界中のみんながお前みたいやったら、戦争なんか無くなるんかなぁ。…ほら、お前の好きなブランコや。ここには仲間もおる。お前はここに来て、ひとりじゃなくなった。みーんな家族みたいなもんや!そのブランコ、ずっと乗っててええからな」優しく大西の乗るブランコを後ろから押して下手へはける西畑。


ブランコから降りて、誰も乗っていないブランコを西畑にしてもらったようにゆっくり後ろから押して上を見上げてから上手へはける大西。


<少年たち 完>